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【After Effects】親とリンク(親子付け)とは?

After Effects の親とリンクとは、親レイヤーの動きや変形を子レイヤーに連動させる機能のことです。親レイヤーを動かすと、紐づけられた子レイヤーも同時に動きます。上記の画像で説明すると、親のレイヤーをプルダウンメニューから設定することで2つのレイヤーをリンクします。

親とリンクのメリット

作業時間短縮複数のレイヤーをまとめてアニメーションさせることができるため、作業時間を大幅に短縮できます。
効率的な制作親レイヤーのアニメーションを変更するだけで、すべての子レイヤーのアニメーションが自動的に更新されます。
プロジェクト管理の簡素化親子関係を利用することで、レイヤー構成を整理し、プロジェクトをより管理しやすくすることができます。
複雑なアニメーションの作成親子関係を利用することで、複雑な動きや連鎖的なアニメーションを比較的簡単に作成できます。

親子関係の作成には、タイムラインの現在の時間インジケーターの位置に注意が必要です。親子関係は、その時点のプロパティが関係します。

継承

継承されるもの子レイヤーのトランスフォームプロパティのみ
・位置
・回転
・スケール
継承されないものそのほかのプロパティ
・マスク
・エフェクト

親レイヤーの位置、回転、スケールを変更すると、子レイヤーに反映されます。子レイヤー特有のアニメーション表現はそのままの状態です。

親とリンクをタイムラインに表示させる方法

タイムラインに親とリンクが表示されていない場合は、以下の手順で表示させてください。

  1. タイムラインの列名が表示されている箇所で右クリック
  2. メニュー内の列から親とリンクを選択し、チェックを入れる

上記画像では、親とリンク (Parent & Link) にチェックされています。チェックを入れることでタイムラインウィンドウに親とリンクが表示されている状態になります。

タイムラインパネルの列名が表示されている箇所とは、レイヤー名やデュレーション、ソース名が表示されているところです。

使用例

キャラクターアニメーション体の各部位を別レイヤーで作成
(腕から手、指が連動して動くなど)
ヌルオブジェクトの活用見えないレイヤーをアニメーションを制御するために作成
(複数オブジェクトの中心として活用するなど)
階層構造のあるアニメーション親の車体が動くと子のタイヤも動く、大きなゼンマイが動くと小さいゼンマイもうごくというようなアニメーションで活用
複雑なモーションカメラとオブジェクトが動くアニメーションなど

下の Youtube ショート動画はヌルオブジェクトを活用した動画になります。

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