
このレイヤーで、前に作ったアニメーションを適用したい
After Effects で作ったアニメーションを、別プロジェクトで使いたい
もしかしたら、このようにお考えではないでしょうか?今回は After Effects で作ったアニメーションを再利用する方法について、簡単にお伝えします。
After Effects で作ったアニメーションを再利用する機能
After Effects で作ったアニメーションを再利用するには、アニメーションプリセット化という機能を使います。アニメーションプリセット化とは、作成したアニメーション効果を再利用可能な形式で保存し、他レイヤーやプロジェクトに簡単に適用できるようにする機能のことです。ここでいうアニメーション効果とは、たとえば以下のものを指しています。
- エフェクト: レイヤーに適用された特殊効果とその設定
- キーフレーム: レイヤーのプロパティ (位置、回転、スケールなど) の時間変化
- トランスフォーム: レイヤーの変形 (位置、回転、スケール、アンカーポイントなど)
- エクスプレッション: プロパティの値を自動的に計算するスクリプト
- etc.
プリセットという形式でよく使うアニメーション効果を保存し利用することで、毎回同じ設定を入力する手間を省き、作業効率を上げることができます。
アニメーションプリセット化すると、作成したアニメーションをテンプレートにして別プロジェクトなどで再度使うことが可能になります。プリセット化して再利用する例として、以下のものが挙げられます。
トランジション | シーンの切り替えアニメーション効果 |
テキストアニメーション | テキストの出現・消失アニメーション効果 |
モーショングラフィックス | 図形の動き |
エフェクトアニメーション | 光などの特殊効果 |
アニメーションプリセット化して保存する方法

アニメーションプリセット化して保存する方法は、以下の通りです。
- アニメーションプリセットとして保存したいレイヤーまたはプロパティを選択
- メニューバーにある「アニメーション」から「アニメーションプリセットを保存」を選択
- プリセットファイルの保存先とファイル名を記述し、保存
ここからは、上記の gif 画像のアニメーションをプリセット化して保存する手順について、画像を交えて説明します。

アニメーションプリセットとして保存したいレイヤーまたはプロパティを選択した状態で、メニューバーにある「アニメーション」から「アニメーションプリセットを保存」を選択します。この記事ではシェイプレイヤー内のシェイプを選択後、アニメーションプリセットを保存しています。

ファイル名を記述し、任意の場所に保存します。
プリセット化したアニメーションを再利用する方法
プリセット化したアニメーションを再利用するには、メニューバーにある「アニメーション」から「アニメーションプリセットを適用」を選択し、適用したいプリセットを選ぶか。もしくは「最近のアニメーションプリセット」を選択し、最近使用したプリセットから選びます。

上記画像のように、メニューバー内のアニメーションからアニメーションプリセットを適用、もしくは最近のアニメーションプリセットを選択することで再利用可能です。
保存したプリセットファイルを After Effect 内にドラッグアンドドロップでも、再利用することができます。
コメント