
After Effects でルミナンスマットを使用したトランジション作成は、以下の手順で行います。この記事では、上記画像のトランジション作成について簡単にお伝えします。
- 切り替え前の画像と後の画像を用意し、タイムライン上に配置
- 平面レイヤーを新規作成
- 平面レイヤーにグラデーションとポスタリゼーションの2つのエフェクトを適用
- グラデーションのシェイプを放射状に、ポスタリゼーションの値をお好みの値に設定
- 開始点のY軸の値にコンポジションの高さの半分の値を入力
- アニメーションの開始フレームでグラデーションの終了にキーを打つ
- アニメーションの終了フレームでグラデーションの終了の値を、中央部の黒色が画面を覆うまで変更
- トラックマットからルミナンスマットを設定
ルミナンスマットを使用したトランジション作成方法

切り替え前の画像と後の画像を用意し、タイムライン上に配置してください。その上に平面レイヤーを作成します。ちなみに、この記事では以下でコンポジションを作成しています。
幅 (Width) | 1280 |
高さ (Height) | 720 |
フレームレート (Frame Rate) | 30 fps |
時間 (Duration) | 0:00:03:00 (3秒) |

平面レイヤーにグラデーションとポスタリゼーションの2つのエフェクトを適用します。グラデーションは放射線状に変更してください。ポスタリゼーションの値はお好みの値で大丈夫です。ここではデフォルトの7のままです。

グラデーションの開始と終了のY軸を中心にするために、開始点のY軸の値にコンポジションの高さの半分の値を入力します。この記事ではコンポジションの高さが 720 なので、その半分の 360 を入力します。

アニメーションの開始フレームでグラデーションの終了にキーを打ちます。この例では以下の通りに設定します。
開始フレーム | 0f |
終了フレーム | 50f |

アニメーションの開始フレームまで移動し、グラデーションの終了のY軸の値を画面が黒くなるまで大きくします。詳しくは上記 gif 画像をご確認ください。
上記はルミナンスマットを使って、暗い場所を透明にするための作業です。ルミナンスマットは明るい場所を表示して、暗い場所を透明にします。

トラックマットからルミナンスマットを設定します。まず、最初に表示しておきたい画像のトラックマット欄から、エフェクトを追加した平面レイヤーを選択してください。そのあと、すぐ右側でルミナンスマットに変更すると完了です。
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