
After Effects で、氷のようなテクスチャのテキストを作成する方法は以下の通りです。この手順を見ても具体的にどうしたらよいかわからない方は、画像付きで説明している当記事を最後までご確認ください。
- 平面レイヤーの作成
- 平面レイヤーにエフェクト: セルパターンを追加
- エフェクト: セルパターンのプロパティの値を調整
- 調整レイヤーを作成し、平面レイヤーの上に配置
- 調整レイヤーにエフェクト: CC Glass を追加
- 新規でポイントライトを作成し、レイヤーを一番上に配置
- ポイントライトの位置を画面端に配置
- ポイントライトを複製し、位置を反対側の端に配置して、さらにライトの色を変更
- アニメーションの開始時点に移動し、2つのポイントライトの位置にキーフレームを打つ
- アニメーションの終了時点に移動し、2つのポイントライトを移動させる
- 平面レイヤー、調整レイヤー、2つのポイントライトレイヤーの4つすべてをプリコンポーズ
- プリコンポーズされたレイヤーにエフェクト: トライトーンを追加
- エフェクト: トライトーンの値を調整
- テキストレイヤーの作成
- プリコンポーズされたレイヤーで、テキストレイヤーに対しアルファマットを採用
- プリコンポーズされたレイヤーにエフェクト: CC Glass を追加
- プリコンポーズされたレイヤーとテキストレイヤーの2つをプリコンポーズ
- プリコンポーズされたレイヤーに対し、エフェクト: グローを追加

まず、平面レイヤーを作成します。この平面レイヤーは背景用です。この記事では、以下の設定でコンポジションを作成しています。
幅 (Width) | 1080 px |
高さ (Height) | 1920 px |
フレームレート (Frame rate) | 30 fps |
デュレーション (Duration) | 0:00:05:00 (5秒) |

背景用平面レイヤーにエフェクト: セルパターン (Cell Pattern) を追加します。Effects & Presets パネルで検索して、平面レイヤーにエフェクトをドラッグアンドドロップしてください。

エフェクト: セルパターンのプロパティの値を調整してください。ここでは以下のように設定しています。
セルパターン (Cell Pattern) | Crystals |
コントラスト (Contrast) | 200.0 |
分散 (Disperse) | 1.50 |
サイズ (Size) | 20.0 |

調整レイヤーを作成し、平面レイヤーの上に配置してください。レイヤーパネルで右クリックし、新規から調整レイヤーを選択します。

調整レイヤーにエフェクト: CC Glass を追加します。Effects & Presets パネルで検索して、調整レイヤーにエフェクトをドラッグアンドドロップしてください。

エフェクト: CC Glass のプロパティの値を調整してください。ここでは以下のように設定しています。
Surface | Softness | 0.1 |
Surface | Height | 80.0 |
Light | Using | AE Lights |


新規でポイントライトを作成し、レイヤーを一番上に配置します。レイヤーパネルで右クリックし、新規からライトを選択してください。ライトの種類をポイントライトにし、色は薄めです。
光を強くしたいのであればここで強度 (Intensity) の値を増やしておくとよいでしょう。

ポイントライトの位置を画面端に配置してください。ここでは位置を画面上部 (585.0, 300.0, -375.0) にすることとします。左端でも右端でもお好みの場所で大丈夫です。

ポイントライトを複製し、位置を反対側の端にします。そしてライトの色を変更してください。ここでは複製されたポイントライトは下端 (585.0, 1620.0, -375.0) に移動し、薄い青色 (#bbdefb) に変えています。

アニメーションの開始時点に移動し、2つのポイントライトを選択し P を押します。位置の左側にあるストップウォッチマークをクリックしてキーフレームを打ってください。ここではアニメーションの開始時点は0f目です。

アニメーションの終了時点に移動し、2つのポイントライトを移動させます。ここではアニメーションの終了時点は 120f目 (4秒後) です。ここでは以下のようにポイントライトを動かしています。
タイムライン | ポイントライト1 の位置 | ポイントライト2 の位置 |
---|---|---|
アニメーション開始時点 (0f目) | (585.0, 300.0, -375.0) | (585.0, 1620.0, -375.0) |
アニメーション終了時点 (120f目) | (810.0, 960.0, -375.0) | (270.0, 960.0, -375.0) |
このポイントライトの位置の動きは、なんでも大丈夫です。動きを追加して複雑にしてオリジナルなアニメーションにしてください。

平面レイヤー、調整レイヤー、2つのポイントライトレイヤーすべてをプリコンポーズします。4つすべてのレイヤーを選択して、右クリックしプリコンポーズを選びます。

プリコンポーズされたレイヤーにエフェクト: トライトーン (Tritone) を追加します。Effects & Presets パネルで検索して、レイヤーにエフェクトをドラッグアンドドロップしてください。

エフェクト: トライトーンのプロパティの値を調整してください。ここでは以下のように設定しています。
ミッドトーン (Midtones) | 薄い青色 (#4682b4) |
元の画像とのブレンド (Blend With Original) | 67.0% |

テキストレイヤーを作成します。テキストレイヤーのショートカットキーは Ctrl + T です。

プリコンポーズされたレイヤーで、トラックマット欄からテキストレイヤーを選択し、アルファマットを採用します。

プリコンポーズされたレイヤーにエフェクト: CC Glass を追加します。Effects & Presets パネルで検索して、レイヤーにエフェクトをドラッグアンドドロップしてください。

エフェクト: CC Glass のプロパティの値を調整してください。お好みの値で大丈夫です。ここでは以下のように設定しています。
Surface | Bump Map | テキストレイヤーを選択 |
Surface | Softness | 5.0 |
Surface | Height | 50.0 |
Light | Light Intensity | 400.0 |

プリコンポーズ後、そのレイヤーに対し、エフェクト: グロー (Glow) を追加します。Effects & Presets パネルで検索して、レイヤーにエフェクトをドラッグアンドドロップしてください。

エフェクト: グローのプロパティの値を調整してください。お好みの値で大丈夫です。ここでは以下のように設定しています。
グローしきい値 (Glow Threshold) | 20.0% |
グロー半径 (Glow Radius) | 20.0 |
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