
After Effects で、あやしい雲が流れていくアニメーションを作成する方法は、以下の通りです。この手順を見ても具体的にどうしたらよいかわからない方は、画像付きで説明している当記事を最後までご確認ください。
- 黒い平面レイヤーの作成
- 平面レイヤーに対し、エフェクト: フラクタルノイズを適用
- エフェクト: フラクタルノイズのプロパティの値を調整
- エフェクト: フラクタルノイズのプロパティにある展開のエクスプレッション欄を開く
- エクスプレッション欄に time * 60 と入力
- エフェクト: フラクタルノイズのプロパティにある乱気流のオフセットのエクスプレッション欄を開く
- エクスプレッション欄に [value[0]+time*100, value[1]+time*-50] と入力
- 平面レイヤーの不透明度を 20% に設定
- 平面レイヤーの複製
- 複製されてできた平面レイヤーで、エフェクト: フラクタルノイズのプロパティの値を変更
- 展開のエクスプレッションを time * 140
- 乱気流のオフセットのエクスプレッションを [value[0]+time*50, value[1]+time*10]
- 複製されてできた平面レイヤーに対し、エフェクト: 色かぶり補正を適用
- エフェクト: 色かぶり補正のプロパティの値を調整し、色を決定する

まず、平面レイヤーを作成します。この記事では以下のようにコンポジションを作成しています。
幅 (Width) | 1080 px |
高さ (Height) | 1920 px |
フレームレート (Frame rate) | 30 fps |
デュレーション (Duration) | 0:00:05:00 (5秒) |

平面レイヤーに対し、エフェクト: フラクタルノイズ (Fractal Noise) を適用してください。Effects & Presets パネルで検索して、平面レイヤーにドラッグアンドドロップしてください。

エフェクト: フラクタルノイズのプロパティの値を調整してください。ここでは以下のように設定しています。
コントラスト (Contrast) | 75.0 |
トランスフォーム (Transform – Uniform Scaling) | OFF |
トランスフォーム (Transform – Scale Width) | 375.0 |
トランスフォーム (Transform – Scale Height) | 275.0 |

エフェクト: フラクタルノイズのプロパティにある展開の左側のストップウォッチマークを Alt を押しながらクリックしてください。エクスプレッション欄が開きます。

エクスプレッション欄に time * 60 と入力します。この数値を上下させると、煙の速度を変えることが可能です。

エフェクト: フラクタルノイズのプロパティにある乱気流のオフセットの左側のストップウォッチマークを Alt を押しながらクリックしてください。エクスプレッション欄が開きます。

エクスプレッション欄に [value[0]+time*100, value[1]+time*-50] と入力してください。これにより、乱気流のオフセットをアニメーションさせます。
ここまでで、煙が流れていくようなアニメーションになっていればOKです。

平面レイヤーの不透明度を 20% に設定します。数字は自由でかまいませんが、あまり減らすと見えなくなるのでご注意ください。

平面レイヤーを複製してください。レイヤーを選択した状態で Ctrl + D を押すと複製できます。複製されたレイヤーは上側に配置してください。

複製されてできた平面レイヤーで、エフェクト: フラクタルノイズのプロパティの値を変更します。
展開のエクスプレッション欄 | time * 140 |
乱気流のエクスプレッション欄 | [value[0]+time*50, value[1]+time*10] |

複製されてできた平面レイヤーに対し、エフェクト: 色かぶり補正を適用します。Effects & Presets パネルで検索して、平面レイヤーにドラッグアンドドロップしてください。

エフェクト: 色かぶり補正のプロパティの値を調整してください。ここでは暗めの青色の色に補正させています。
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