
After Effectsで、画面上部から光を照らすアニメーションの作成方法は以下の通りです。具体的には、当記事を最後までご確認ください。
- コンポジションの倍の大きさの平面レイヤーの作成 (背面用)
- 平面レイヤーの複製 (光用)
- エフェクト Fractal Noise を光用レイヤーに追加
- Fractal Noise のコントラストを400に設定
- 光用レイヤーの画面中央に小さな正円のマスクを作成
- エフェクト CC Radial Fast Blur を光用レイヤーに追加
- CC Radial Fast Blur の値を 100 に設定
- Fractal Noise の展開の横にあるストップウォッチマークを Alt を押しながらクリック
- 表示されたエクスプレッションに time * 200 と記述
- 光用レイヤーのマスクを画面上部に移動
- CC Radial Fast Blur の Center 左にあるマークをクリックし、円の中心をクリックしてセット
- エフェクト色かぶり補正 (Tint) を光用レイヤーに追加
- 色かぶり補正 (Tint) のプロパティを調節

まず、背景用の平面レイヤーを作成します。この平面レイヤーの縦横の長さは、コンポジション作成時に設定した値の倍にします。この記事では以下の設定でコンポジションを作成しているので、平面レイヤーの幅は 2160 px、高さは 3840 px です。
コンポジションの設定項目 | 値 |
---|---|
幅 (Width) | 1080 px |
高さ (Height) | 1920 px |
フレームレート (Frame rate) | 30 fps |
デュレーション (Duration) | 0:00:05:00 (5秒) |
この記事内の画像は、平面レイヤーの大きさを倍にしていないものとなります。手順は同じです。ご注意ください。

背面用の平面レイヤーを選択し Ctrl + D で複製します。複製されてできたレイヤーは画面上から光を当てるレイヤーとして使用します。なお、上記画像ではレイヤーの名前を Downlight と名前を変更しています。

レイヤーの複製後、Effects & Presets から Fractal Noise を選択、ドラッグアンドドロップで光用のレイヤーに追加します。

エフェクトを追加したら Fractal Noise のコントラストを400に設定し、白と黒をハッキリさせるようにします。

光用レイヤーを選択した状態で、楕円形ツールを使って画面中央に小さな正円を描きマスクを作成します。
楕円形ツールで円を描いているときに Shift を押しっぱなしにしてドラッグすると、自動的に正円になります。

Effects & Presets より CC Radial Fast Blur を選択し、光用レイヤーに追加します。

追加されたエフェクト CC Radial Fast Blur の値を 100 に設定します。

エフェクト Fractal Noise の展開 (Evolution) の横にあるストップウォッチマークを Alt を押しながらクリックして、エクスプレッションを表示します。エクスプレッションの内容は削除し、代わりに time * 200 と記述します。

光用レイヤーのマスクをダブルクリックし、画面上部に移動させます。

エフェクト CC Radial Fast Blur の Center 左にあるマークをクリックし、円の中心をクリックしてセットする

Effects & Presets からカラー補正 (Color Correction) にある色かぶり補正 (Tint) を選択し、光用レイヤーに追加します。

追加したエフェクト色かぶり補正 (Tint) のプロパティを調節して完成です。この記事では以下のように設定していますが、お好みの色でよいかと思います。
ブラックをマップ (Map Black To) | #FFD700 |
ホワイトをマップ (Map White To) | #737000 |
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