
After Effectsで、薄い雲のようなモヤモヤした背景エフェクトの作成方法は以下の通りです。この手順を見ても具体的にどうしたらよいかわからない方は、画像付きで説明している当記事を最後までご確認ください。
- 新規平面レイヤーを作成
- 平面レイヤー1にエフェクト: グラデーションを追加
- エフェクト: グラデーションのプロパティの値を調整
- 新規平面レイヤーを作成
- 平面レイヤー2にエフェクト: フラクタルノイズを追加
- エフェクト: フラクタルノイズのプロパティの値を調整
- 最初のフレームに移動し、オフセットタービュランスにキーを打つ
- 最後のフレームに移動し、オフセットタービュランスの値を設定
- 平面レイヤーのモードを加算に設定

まず、平面レイヤーを作成します。平面レイヤーを作成するショートカットキーは Ctrl + Y です。この記事では以下のようにコンポジションを設定しています。平面レイヤーはこのコンポジションと同じ大きさです。
幅 (Width) | 1080 px |
高さ (Height) | 1920 px |
フレームレート (Frame rate) | 30 fps |
デュレーション (Duration) | 0:00:05:00 (5秒) |

平面レイヤーにエフェクト: グラデーション (Gradient Ramp) を追加します。Effects & Presets パネルで検索して、レイヤーに対しドラッグアンドドロップしてください。

エフェクト: グラデーションのプロパティの値を調整しましょう。お好みの値で大丈夫です。ここでは以下のように設定しています。
開始色 (Start Color) | 黒 (#000000) |
終了色 (End Color) | 青 (#27589c) |

さらに新規平面レイヤーを作成します。この平面レイヤーもコンポジションと同じ大きさです。

後に作成した平面レイヤーにエフェクト: フラクタルノイズ (Fractal Noise) を追加します。Effects & Presets パネルで検索して、レイヤーに対しドラッグアンドドロップしてください。

エフェクト: フラクタルノイズのプロパティの値を調整しましょう。お好みの値で大丈夫です。ここでは以下のように設定しています。
フラクタルタイプ (Fractal Type) | ダイナミック プログレッシブ (Dynamic Progressive) |
反転 (Invert) | チェックを入れる |
コントラスト (Contrast) | 67.0 |
明るさ (Brightness) | -30.0 |
複雑度 (Complexity) | 5.0 |
トランスフォーム – スケール (Transform – Scale) | 360 |
不透明度 (Opacity) | 25.0% |
背景アニメーションが必要ない場合は、以下のオフセットタービュランスのアニメーション箇所を飛ばしてください。

最初のフレーム(0f)に移動し、エフェクト:フラクタルノイズのトランスフォーム内にあるオフセットタービュランスにキーを打ちます。

最後のフレームに移動し、オフセットタービュランスの値を設定してください。ここでは以下のように設定し、左上から右下に流れるアニメーションにしています。
最初のフレーム (0f) | (540.0, 960.0) |
最後のフレーム (149f) | (720.0, 1080.0) |

平面レイヤーのモードを加算に設定します。平面レイヤーのモード欄[通常]となっているところをクリックし、加算 (Add) を選択してください。ここまで進めてプレビューを実行すると、この記事の最初の gif 画像のような背景エフェクトになります。
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