
この記事をお読みの方の中には Godot Engine でゲーム開発を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は Godot Engine でのゲーム開発をするに当たり、基本的な用語について簡単に解説していきます。(随時更新)
Godot の基本的な概念
ここでは Godot 開発で欠かせない概念について簡単に触れます。なお、Godot のインストールなどは公式サイトをご確認ください。
ノード・シーンの概念
Godot のすべては「ノード」と「シーン」という概念で構成されています。シーンを組み合わせて大きなシステムを作っていくのが Godot の基本スタイルです。
ノード (Node)
ノードはゲームを構成する「最小の機能単位(クラス)」です。すべてのノードはGodotが用意した基本クラスを継承しており、それぞれ特定の役割を持っています。
| Node3D | 3D空間上の位置・回転・拡大縮小を持つノード (Wizの迷宮やプレイヤーの基盤) |
| Camera3D | 3D空間を映し出すカメラ (プレイヤーの主観視点) |
| Label | 画面にテキストを表示するUIノード (メッセージウィンドウやステータス表示) |
シーン (Scene)
ノードをツリー構造に組み合わせ、ひとつの意味のあるまとまりにしたものを「シーン」と呼びます。ノードの組み合わせで定義されたクラス(コンポーネント)ともいえるでしょう。 Godot の特徴は「作ったシーンを、別のシーンのノードとして再利用 (インスタンス化) できる」点にあります。例は以下の通りです。
- 「壁の3Dモデル」と「衝突判定」を組み合わせた Wall シーン を作る
- Wall シーンをたくさん配置して、ひとつの巨大な Dungeon シーンを作る
- 「カメラ」と「移動ロジック」を持った Player シーン を作る
- Dungeon シーンの中に Player シーンを配置する
エディタ

| Scene (画面左上) |
現在編集しているシーンの「ノードの木構造」が表示されます。ここにノードを追加していきます。 |
| FileSystem (画面左下) |
プロジェクトのフォルダ階層です。スクリプト(.gd)、シーン(.tscn)、3Dモデル、音楽などのアセットを管理します。 |
| Viewport (画面中央) |
ゲームの世界を視覚的に編集する場所です。画面上部のボタンで「2D」「3D」「Script (コード編集画面)」を切り替えます。 |
| Inspector (画面右上) |
現在選択しているノードの「プロパティ(変数)」を確認・変更する場所です。座標(Transform)を変えたり、テクスチャを割り当てたりします。 |
まずは上記の4つがあることを覚えておきましょう。
GDScript
GDScript とは Godot Engine というゲーム開発ソフトだけで動くプログラミング言語です。ゲームを作ることに特化しています。見た目は Python そっくりで、比較的簡単な記述であることが特徴です。
Godot Engineでは、ゲームの要素 (プレイヤー、敵、背景、BGMなど) を「Node」という部品として組み立てていきます。GDScriptは、このノードを操るためのものです。「このボタンが押されたら、ダンジョンの扉のノードを開ける」「プレイヤーのノードが敵のノードにぶつかったらダメージを計算する」といった指示を、ノードと1対1で結びつけて直感的に記述できます。
コメント